腸活は腸内の状態を正常化するだけでなく、ダイエットにも非常に大きな効果を発揮します。
今回ご紹介する腸活ダイエット方法は、組み合わせて行うのがベスト、相乗効果でかなりの効果を実感できるでしょう。
腸活しながらダイエットをする方法や、何から始めたらよいのかなど、腸活で実現するダイエットをまとめましたので、ぜひ挑戦してみてください。
この記事の目次
腸活ってそもそも何?
腸活とは、ズバリ腸内の状態を正常化するような活動を積極的にすることです。
腸内フローラを整えたり、悪玉菌を減少させ善玉菌を増やすような工夫を取り入れたり、善玉菌優位の状態を維持する努力をします。
そうすることで腸だけでなく体全体の巡りが良くなり、ダイエットをはじめとして免疫機能アップや美容効果を実感することができます。
腸活はいくつかの方法を組み合わせることでダイエット効果が増すだけでなく、体の各所に様々な角度からアプローチするという作用がありますので、ぜひ複数の方法を同時進行してみましょう。
腸を整えるとダイエットになるのはなぜ?
ではなぜ腸を整えるとダイエットが実現するのでしょうか。
腸活でダイエット効果が生まれる理由、どういったメカニズムでダイエットにつながっていくのかについてご覧ください。
便秘解消、老廃物の排出がスムーズになる
便秘はダイエットの大敵です。
便秘の解消は老廃物の排出を速やかにし、ポッコリお腹を解消してスリムな体型に。
また、便秘解消によって皮下脂肪を減らすことができる点も、大きなダイエット効果につながります。
新陳代謝が良くなり燃焼しやすい体になる
腸の働きがスムーズになれば、消化吸収力が促進され体全体の代謝がアップします。
代謝が良くなれば、基本的に燃焼しやすく溜めにくい体になりますので、痩せやすい体質に変わることができるでしょう。
糖質や脂質の代謝が良くなる
腸内に生息する善玉菌には、糖質や脂質の代謝を促進する働きがあります。
善玉菌を増やすことは直接的に糖や脂肪を減らすことになりますので、当然効率の良いダイエットにつながっていくのです。
また、食べ物が腸内をスムーズに流れることによって糖質や脂質が滞らず、余計な吸収を防ぐこともできます。
血中コレステロールや内臓脂肪を燃焼する
乳酸菌の中には血中コレステロールを減少させたり、内臓脂肪やプリン体などにアプローチするものもあります。
他にも皮下脂肪や内臓脂肪を減らす働きがあるものなどもあり、その働きや効果は千差万別。
乳酸菌は健康だけでなく、さまざまな働きによって将来のリスクとなる肥満も予防できるのです。
腸活ダイエット法
腸活ダイエット方法の根幹は主に3つ、「運動」「腸内細菌」「食物繊維の摂取」です。
さらに1つではなく3つをバランスよく行うことで、より大きな腸活ダイエット効果を得ることができます。
腸活ダイエットを成功させたいなら、3つを同時進行で進めていくことが重要です。
運動して腸の働きを活性化せる
運動は腸内の収縮運動を促します。
普段からの適度な運動に加え、エクササイズやストレッチ、マッサージなど腸活になる以下のような運動を取り入れてみましょう。
腸活エクササイズ
仰向けに寝転んだ状態で膝を立て、足を肩幅に広げます。
そのままお尻を浮かせる状態にして腰を左右に10回ずつ振ってみましょう。
固まった腸を動かし、同時に腹筋も鍛えられ、排便に必要な筋肉をつけることができます。
便座ストレッチ
一日数回トイレに入るたびにできるストレッチもあります。
便座に座り、まずは左手で右足首を掴みます。
次に右手で左足首を掴みます。
これを何度か繰り返し行います。
この便座エクササイズを毎回し、腸の動きを促進、稼働を良くしてみましょう。
お風呂マッサージ
お風呂で腸が温まっているときに行うマッサージも効果的です。
湯船につかりながら、少しお腹が凹む程度の力加減で、下腹を「の」の字を描くようにマッサージします。
マッサージで腸が動くことにより、腸内の老廃物や便を移動しやすくします。
腸内細菌のバランスを整える
腸内細菌のバランスは日ごろのちょっとした心がけで整えることができます。
以下のような点に注意しながら、腸内細菌のバランスを整えてみましょう。
ストレスを溜めない生活を心がける
ストレスは善玉菌を減らすと同時に、悪玉菌を増殖させます。
ストレスで悪玉菌が増加すると、さらにストレスが溜まりやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
対策としては、自分なりに普段からこまめにストレスを解消する方法を見つけるようにします。
おすすめとしては、習い事やスポーツをする、プライベートタイムを充実して楽しめるような工夫をしてみましょう。
寝る2~3時間前は食事だけでなくスマホやパソコンも使わない
寝ている間は腸の活動が活発になるため、質の良い睡眠は腸の活動を促進することになります。
ですから睡眠の質向上のために、就寝前2時間は食べないだけでなく、スマホやパソコンのブルーライトを見ないようにしてみましょう。
部屋の照明を間接照明にするなどの工夫をするのも良いでしょう。
しっかりと湯船につかってからだを温める
ストレスなどで交感神経が高まると、血流が悪くなり体が冷えます。
そして体が冷えてしまうと、腸の働きも弱まってしまいます。
逆に体が温まると血行が良くなり、副交感神経が高まります。
副交感神経が高まると、リラックス効果が生まれ体の巡りが良くなり、内臓機能の活動も活発になるのです。
副交感神経を高めるためにも、毎日のお風呂はシャワーだけでなく湯船で温まるようにしてください。
洗面器にお湯をはり、足湯をするのも体全体が温まるので腸活ダイエットに効果的です。
食物繊維をとり排出をスムーズにする
食物繊維は乳酸菌のエサになるとともに、便の量を増やすことになり、腸活ダイエット効果が高い方法といえます。
下記のような方法を使って、食物繊維の摂取量を増やしてみましょう。
スムージーなどで豊富な食物繊維を取る
スムージーのように、豊富な食物繊維が手軽に摂取できるものを取り入れてみましょう。
スムージーは消化に負担のかかることもありませんし、塩分や糖分、脂質の過剰摂取の心配もないのでおすすめです。
ジャンクフードやおやつを食事の代わりにしない
手軽で安く、すぐに食べられるジャンクフードは、現代人の食生活の中では当然のことになっています。
また、おやつも美味しくておしゃれなものがたくさん登場し、スイーツブームとともに食べる楽しみとなっている人も多いでしょう。
しかしジャンクフードやおやつは、脂肪や糖分、塩分などがたくさん含まれています。
実は脂肪や糖分、塩分は、せっかく増やした善玉菌を減らしてしまうのをご存知でしょうか。
またこういった食事は、食物繊維が極めて少ない食事内容となってしまいます。
甘いおやつやジャンクフードのみの食事は避け、必ず食物繊維を取るようにすると同時に、過剰摂取は控えてください。
まとめ
腸活を行う事は、同時にダイエットを実現することにもつながります。
しかも腸活ダイエットなら健康的に理想的なダイエットが実現し、リバウンドのリスクも少ないでしょう。
今の健康や美容だけでなく、将来の体の状態まで健全にできる腸活ダイエット、ぜひ自分ができるところから始めてみてはいかがでしょうか。