脱毛することで「ワキガが治る」って聞いたけど本当?
ワキガと脱毛ってどう関係しているの?
ワキガで悩んでいる人にとって、匂いを抑えることができる方法があれば試してみたいと思いますよね。
私は中度~重度のワキガ体質で、脱毛をしたところワキガの匂いを抑えることに成功しました。
ここではワキガの人が脱毛をするときに押さえておきたいポイントをまとめました。
この記事の目次
脱毛するとワキガが治ると言われる理由
ワキガは脱毛をすると治ると言われている理由には3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
清潔感が保てる
脇毛を脱毛することで脇の下を清潔に保ちやすくなり、ワキガの匂いを抑えることが可能です。
脇毛が自己処理による剃り残しなどで少しでも残っていると、脇毛に汗や皮膚上の皮脂などが絡まってしまってしまいます。
その結果、汗をかいて脇の下をしっかりふき取っても綺麗に拭き取ることができず、菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
通常汗をかいてからすぐに拭き取ることでワキガの匂いを抑えられるのですが、脇毛に絡まった汗までは取り除くことは難しいのです。
アポクリン汗腺の機能を落とす
脱毛によってアポクリン汗腺にダメージを与えて、機能を落とすことができます。
ワキガの原因は通常の人と比べて『アポクリン汗腺が多い』、『脇の下の皮膚の常在菌の違い』があります。
特にアポクリン汗腺から出る汗がワキガの匂いを発生させてしまいます。
脱毛をすることによってアポクリン汗腺の機能を落とせるということは、ワキガの匂いを元から抑えることができるということです。
ニオイの分散を防げる
脱毛をすることでワキガの匂いを周りの人に伝わりにくくすることができます。
脇毛は脇の下の匂いを周りにまき散らしてしまうので、脱毛をしていないとどうしても衣類にもワキガの匂いが付いてしまうことは避けられません。
衣類にワキガの匂いが付いてしまうとその場でケアすることができないので、ワキガの匂いがひどくなることもあります。
脱毛でワキガが悪化するケースは?
脱毛でワキガが悪化してしまうと思われる方も多いのですが、それは全くの間違いです。
しかしネット上には『ワキガの人が脱毛をすると悪化する』と書かれていることもあります。
その理由は脱毛をすることで『汗の量が増えた』と思うからです。
脱毛をすることによって脇毛がなくなるので、脇の下はツルツルの状態になりますよね。
今まで汗をかいても脇毛に絡まって流れてこなかった汗が脱毛をした瞬間に、脇毛という障害物がなくなり流れてくるようになります。
脱毛をした瞬間に脇汗が流れるようになってしまうと『脱毛によって脇汗が増えた』と勘違いし、ワキガが悪化したと勘違いしてしまうのです。
さらにワキガの人は脱毛をする際にそうでない人と比べて「ワキガだけど施術をしてくれている人は臭くないかな」などと緊張しやすくなってしまいます。
緊張することによって一時的ではありますが、汗の量が増えてしまいワキガが悪化することもあります。
ただ精神発汗は緊張やストレスにより一時的なものなので、リラックスすることでだんだん気にならなくなります。
ワキガには医療レーザー脱毛がオススメ
ワキガの匂いを根本的に抑えたいのであれば、エステ店で行われている脱毛よりもクリニックや病院などの医療レーザー脱毛を選びましょう。
エステ店の脱毛の方が気軽に施術を受けられるのですが、医療レーザー脱毛でなければアポクリン汗腺にダメージを与えて機能を弱らすことができません。
医療レーザーはエステ店のレーザー脱毛と比べると、照射パワーが強いため数回でアポクリン汗腺にダメージを与えることができます。
だいたい5回ほどでアポクリン汗腺に影響してくることが多いです。
実際に軽度のワキガ患者の治療として医療レーザー脱毛をオススメするクリニックもあるくらいです。
またエステ店のレーザー脱毛は無資格でも施術することができます。
医療レーザー脱毛はエステ店と違い、医師などの有資格者が施術をしてくれてしっかりと悩みに応じた診察を行ってくれるので安心です。
脱毛によって脇への負担も軽減
ワキガの人は匂いを気にして毎日腋毛の処理をしている人が大半でしょう。
毎日剃刀で腋毛の処理をしているとどうしても皮膚に負担がかかってしまいます。
その結果、脇の下にしこりができてしまって脇毛の処理が上手くできなくなったり、ワキガ用のデオドラントが使いづらくなってしまうことも多いですよね。
また剃刀によって肌にダメージを与えてしまうことで脇の下がヒリヒリしてしまい、そんな時にデオドラントを使用すると余計に痛くなることあります。
私は脇毛の処理後にロールオンタイプのデオドラントを使用して、痛くて拭き取ってしまった経験もあります。
ワキガの人がデオドラントを使いえないというのは致命的な状態ですよね。
脱毛をすることで脇毛処理の手間も省ける上に剃刀によるダメージも防ぐことができるのです。
脱毛することでワキガはどのくらい軽減される?
医療レーザー脱毛を5回以上することでアポクリン汗腺が影響を受けるので、元の状態よりワキガの匂いレベルを下げることができます。
ただどのくらいアポクリン汗腺がダメージを受けるのかというのは個人差があり、人によって様々です。
さらに元々のアポクリン汗腺の量によってもワキガの匂いの程度が違うので、医療レーザー脱毛によってほとんど匂わなくなる人もいれば少しマシになったという人もいます。
私は中度~重度のワキガで以前切らない手術などを検討していたのですが、医療レーザー脱毛を受けてワキガの匂いを強力なデオドラントで抑えることができるようになりました。
デオドラントだけでワキガが抑えることができるようになると、電車で咳ばらいをされたりエレベーターや車などの密室でも気にならなくなりましたよ。
軽度のワキガであれば家族にも気づかれないほど匂いを抑えることができる人が多く、中にはワキガが治ったという人もいます。
脱毛をする場合ワキガであることを告げた方が良いの?
ワキガの人が脱毛をするときに『ワキガということを告げた方が良いのか』と必ず一度は考えますよね。
ワキガということをクリニックに告げるかどうかはあなた自身の判断で良いです。
無理にワキガだと伝える必要はありません。
クリニックを受診した際に問診票を渡されるので、気になるのであればワキガだということを記載しておけば良いと思います。
ただワキガの人は軽度の人も含めて10人に1人いるので、クリニックのスタッフもワキガの人の施術は必ず経験済みです。
中には自分自身がワキガだと気づいておらず脱毛を希望する方もいらっしゃいます。
またワキガだと告げることでワキガ対策になる照射回数など、柔軟に対応してくれるクリニックもあります。
先に問診票でワキガだと書いておくことであなた自身が施術を受けやすくなり、精神的にもダメージが少ないのであれば告げるべきでしょう。
医療レーザー脱毛のデメリット
ワキガの匂いも軽減してくれて、脇毛処理の手間も省ける医療レーザー脱毛ですがデメリットもあります。
費用が高い
医療レーザー脱毛は比較的値段が高めです。
エステ店でのワキ脱毛であれば安い所は数百円でできるところもありますが、医療レーザー脱毛は2万円~のところが多いでしょう。
2万円で脱毛ができワキガが軽減されるのであれば安いものですが、エステ店の価格を知っていると少し高く感じてしまいますね。
一定期間通わなければいけない
医療レーザー脱毛は5回ほどで完了するクリニックが多いですが、続けて5回するのではありません。
1回施術をすると2~3ヶ月あけて次の施術となるので、早くても1年以上はかかります。
ただエステ店の脱毛であればスムーズに通っても最低2年ほどかかりますし、ワキ脱毛以外にも全身脱毛などが人気のためなかなか予約が取れずに途中でやめてしまうケースも多いです。
まとめ
医療レーザー脱毛は軽度なワキガであれば、治る人もいらっしゃいます。
脱毛でアポクリン汗腺がダメージを受け、脇毛が生えてこなくなることで匂いが軽減されます。
脱毛をすることで毎日腋毛を剃る負担もなくなる上に、ワキガの匂いまで抑えられるのでオススメです。
ワキガの匂いが少しでも抑えられると今まで使用していたデオドラントの効き目も変わったり、お洒落の幅も広がります。
2万円ほどでワキガを軽減できるので効かないワキガ用品を購入するのであれば、医療レーザー脱毛を検討してみてはいかがでしょうか?